クレジットカードの使用方法には、物を買うときの「ショッピング枠」のほかに、お金を借りることができる「キャッシング枠」があります。
キャッシングは、突然の出費がかさんで、お金に困ったときなどに、クレジットカードを使ってATMなどでお金が借りられるサービスですね。大変便利なサービスなので、多くの方に馴染みがあるものと思います。
しかしキャッシングの返済には、きっちり返せるだけの計画性が必要になります。
そんなことわかっている、と思われるかもしれませんが、意外に軽視しがちな部分です。
そもそもキャッシング枠は、ショッピング枠よりクレジットカードの審査が厳しいと言われています。
その理由は、支払いの回収が難しいからです。ショッピング枠では購入した「物」が残りますから、最悪返済が滞っても、物を回収することで解決します。けれどお金の場合は、使ったら手元に何も残らないことも多いので、支払いが困難となるのです。
この事実は、返済には高いリスクが伴うということを示しています。少なくとも、ショッピング枠よりは。なので、より細心の注意を払って利用する必要があるのです。
キャッシング枠がショッピング枠に比べ、リスクが高い理由は、利息にもあります。
ショッピング枠では一括返済にすれば利息も手数料もかからない場合が多いですが、キャッシング枠ではすぐに返済しても利息がつきます。
キャッシングの利息は法律で決まっていて、およそ15%~20%程度となります。
たとえば金利18%のカードで10万を一ヶ月間借りた場合、1480円程度の利息がかかります。
このあたりのことも計算に入れながら、利用する必要があるのです。
また、どうしても返済ができない場合、督促状が来ると思いますが、無視したり放置してしまうのは危険です。
返済が遅れてしまった場合は、素直にカード会社に連絡しましょう。
連絡をすることで、返済日を遅らせてくれたりします。
返済の滞納は最悪事故情報ともなってしまいますので、早急な対応を行いたいものです。